グループ展のご案内
- Junichi Kitazawa

- 20 分前
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この度、弊社取扱い作家の三成花奈、小久保タクミ、金子葵、城田彩花が、阪急メンズ大阪で行われるグループ展に出展いたします。ご高覧いただければ幸いでございます。
AWAKE Eve.4 -Contemporary Art-
2025年10月22日(水)~11月3日(月)
平日 11:00-20:00、土・日・祝10:00-20:00
阪急メンズ大阪 B1F Contemporary Art Gallery
【出展アーティスト】
三成花奈/小久保タクミ/金子葵/城田彩花/會見明也/梅本国志/長沢楓
また展示作品はオンラインでも販売いたします。
【三成 花奈】
山口県出身
東京藝術大学 大学院 美術研究科修士課程 油画技法・材料研究室 在籍
・ステートメント
制作は執着や強迫性に基づいて行われる。
対象が変化していくことへの不安や喪失感から、映像・画像・文字で記録し、掴んでおきたい形に固定する。
関心は絵画であること以上に、事象を反芻すること、所在を確認すること、許しを得ることへ向けられている。
膨大な数の映像を撮り、複数の瞬間をPC上で抜き出して再編し、誕生した半虚構の事象をキャンバス上で繰り返しなぞる行為は、強迫的な営みの一環である。
人は古より、記録することで不在や死と折り合いをつけてきた。
私の制作もまた、その連なりの中にある。
【小久保 タクミ】
1997年埼玉県生まれ。
2024年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。
・ステートメント
私は、宗教やオカルトといった、人々の暮らしや信仰の中に古くから根づきながら、時代や環境によってその意味を変化させてきた存在に関心を持っている。
それらは、合理性や科学が中心となった現代社会においても、なお人間の根底にある不安や祈り、他者への想像力を支える要素として生き続けている。私はそのような不安定で曖昧な領域から、現代における「存在そのもののあり方」を探るためのヒントを見出そうとしている。
制作では、絵画・立体・インスタレーションなど多様な手法を用い、「内側」と「外側」、「現実」と「非現実」などを隔てる枠組みを再構成することで「今、ここにある/いる」という状態の不安定さを浮き彫りにし、その曖昧で捉えどころのない要素といかにして向き合うかを試みている。
【金子 葵】
2003年 静岡県生まれ
2021年 東京藝術大学 美術学部 絵画科油画専攻 入学
現在、東京藝術大学大学院 美術研究科 技法材料研究室に在籍
・ステートメント
描くモチーフやコンセプトは、自分が見たものや感じたこと、体験した出来事をもとにしています。特に、心が踊るようなモチーフや、訪れたときにゾッとしたりドキドキするような情景に惹かれ、それらからイメージしたものを題材にしています。
私の作品は、絵画であり、短編のエッセイや物語でもあります。外見においては、廃墟や廃れた風合い、伝統的な模様など、過去の美的要素から多くの影響を受けています。特にポンペイで使用されていたエンカウスティーク技法に魅了され、その独特の質感や深みが、自分の世界観を生み出しています。この技法を、今を生きる自分の感性や体験を反映した作品を生み出すための手段として活用することを目指しています。
古い技法や美意識に憧れつつ、それらを現代的な感性や自分の体験と組み合わせ、新しい形の表現を生み出し、時代を超えた要素を織り交ぜながら、自分だけの世界観を作品として形にしています。
【城田 彩花】
2001年 三重県生まれ
2021年4月 東京藝術大学 油画科入学
2025年3月 東京藝術大学油画科卒業
2025年4月 東京藝術大学壁画研究室入学
・ステートメント
感情や記憶、⼼象⾵景をビジュアル化し、それを昇華する⾏為を主軸にしています。⼈と⼈との関わりから必然的に⽣まれる感情、他者との交流によって傷つけたり傷つけられたりする避けられない体験、それらは誰にとっても不可避であり、普遍的な現象として存在しています。そこから発⽣する⼼象⾵景や⼈⽣観におけるトラウマや些細な感情の揺れを通じて、⼈々⾃⾝の記憶や感情を呼び起こし、内⾯的な対話をできる場⾯をつくれたらと。それは単なる視覚的体験にとどまらず、個々が抱える感情を再認識し、共鳴と昇華のプロセスを共有できたらと願っています。
