Yuna Ogino「Dim warmth」
- Junichi Kitazawa
- 5月7日
- 読了時間: 2分
このたび ALPHA ET OMEGA では、荻野⼣奈による個展「Dim warmth」を、原宿の THEPLUG にて開催いたします。
本展は、荻野にとって久⽅ぶりの個展となります。花や⼈物を主題とした油彩作品を中⼼に、静寂のなかにひそむ感情や⼈と⼈との関係性、そして時間の流れといった、⽬には⾒えないけれども確かに存在するものの気配を、繊細な筆致で描き出しています。抽象と具象のあわいを⾏き来する作品群は、空間にやわらかな緊張感と温度をもたらし、鑑賞者の⼼に静かな余韻を残します。
展覧会初⽇となる 5 ⽉ 14 ⽇（⽔）19 時より、ささやかなオープニングパーティーを開催いたします。作家も在廊予定となっておりますので、この機会にぜひ直接⾔葉を交わしながら、作品世界への理解をより⼀層深めていただけましたら幸いです。皆さまのご来場を、⼼よりお待ち申し上げております。
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会期｜2028年5⽉14⽇（⽔）‒ 5⽉18⽇（⽇）会期中無休
営業時間｜12:00 ‒ 19:00
会場｜THE PLUG /原宿, 東京 @theplug_space
オープニングパーティー｜5⽉14⽇（⽔）19:00 ‒ 21:00 (作家在廊)
Drinks by @joan_matcha
※作品のご案内を 5 ⽉ 7 ⽇からスタートいたします。ご希望の⽅は、PDF にて作品リストをお送りしますので、問い合わせ先までメールでご連絡ください。
問い合わせ先｜ALPHA ET OMEGA
協⼒｜ミヅマアートギャラリー
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荻野 ⼣奈
1982年東京⽣まれ。2007年東京藝術⼤学⼤学院美術研究科を修了し、国内外を問わず多数のグループ展への参加や個展を開催し、精⼒的に作品の制作と発表を繰り返している。また近年では⾃⾝の作品制作だけでなく、ライブペインティングや朝刊連載の挿絵を担当するなど活動の場を広げている。
デビュー以来、⾃⼰・⼥性の象徴としての「花」をモチーフに制作を続けている彼⼥だが、近年では⼈物画にも挑戦し、⾝体の⼀部や花束などを、オールオーバーな構成と独創的な⾊の調和で表現している。
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作家ステートメント：
私は花や⼈物を主なモチーフに、半抽象画を油絵の具で描いています。
何の花か、どんな⼈物なのかということよりも、⼒が抜けていくゆっくりとした動き、関係
性、感情など、物質として⾒えないものに焦点を当て、それらの存在そのものを描き出そうと
しています。
描く過程では、具体的な描写から徐々に抽象的な形態へと再構築し、様々なイメージの連鎖や
⾊のリズムを重ね合わせています。
絵の具を削り取った箇所には、その痕跡をあえて残すことで、絵画と⾃分⾃⾝の時間性を表現
しています。
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